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Japan Treasures 最終報告会 REPORT(前半)

2020年2月中旬に、Japan Treasuresの最終報告会が虎ノ門ヒルズのメインホールで開催されました。

会場の後方ではパネルを使用した各プロジェクトの紹介やそれぞれのプロジェクトに関わる商品等が展示されていました。来場者はここでプロジェクトの全体像をつかむとともに席につき、時刻になると最終報告会が始まりました。

まず、本プロジェクトを支援する経済産業省を代表して、商務・サービスグループ クールジャパン政策課長 三牧純一郎氏より開演のご挨拶がありました。三牧氏は「クールジャパンにおいて非常に重要な要素は、地域の多様性だと思っている」と話し、「今回、輪島、京都、豊岡、波佐見、唐津、といった5つの地域において専門家の支援のもとブランディングのノウハウを提供することができ、非常にいいプロジェクトになったと思う」と一定の成果を挙げられたことに胸をなで下ろしていました。

Japan Treasures運営事務局 土田貴氏より、事業の要旨説明が行われたあと、株式会社箔一/ショコラート ブランドディレクター 鶴本晶子氏より、「インバウンド観光の消費拡大について」をテーマにした講演が始まりました。講演では、これまでに携わった事業・実績の紹介を交えつつ、ブランディングには「創る」「魅せる」「輝かせる」という3つのタームがあり、「インバウンド事業においても、それぞれのタームをきちんと磨いてブランドづくりを行っていくことがとても大切です」とお話いただきました。

そしていよいよ、「京都」「豊岡」「波佐見」事業の成果報告が始まりました。各事業の代表者と支援するプロデューサーが登壇し、プロジェクトの概要や期間中に行ってきた様々な取り組みを紹介。「これまでにリーチできなかった層にリーチすることができた」、「富裕層のお客様を持つ旅行会社に対して、いい商談をすることができた」、「台湾の方が興味を持ってくれて、ツアー商品を作りたいという話をいただいている」など、未来につながる成果を出すことができたという嬉しい報告が次々にありました。

続いて、プロデューサーと参加事業の代表者のみなさまにご登壇いただき、「インバウンド観光の消費拡大について」をテーマにしたトークイベントが行われました。「京都」「豊岡」「波佐見」事業の取り組み・成果について、さらに深く掘り下げた議論が始まり、インバウンド事業に従事する、あるいは興味を持つ参加者にとって気づきのある時間になりました。

例えば、「MICEというイベントは、ビジネス&レジャーにおいて、どれくらいの可能性を感じていますか」という司会者の質問に対し、「MICEの後によくアフターカンファレンスといって周辺地域を遊んでいただく取り組みをしていますが、まだ全体でいうと1割とか2割とか、少ないかなと思っています。ですから、まだできていない部分があるからこそ、伸びしろは凄くあると思います」というお話や、「旅のデザインをもう1回やり直した方がいいんじゃないかと思います。従来の『旅を売る』ということではなく、国別に人を呼ぶ、コミュニティをターゲットにする、あるいはあるクラスをターゲットにするなど、ターゲットの価値観で訴求をすることがポイントになる。ターゲットにおける地域の価値をもう一度見つめ直して、その価値を起点に旅をリデザインすることが大切」といったお話など、非常に参考になるディスカッションが行われました。