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輪島塗の機能美に着想を得た「和カクテル」

台湾市場へのアプローチの一環として、バーテンダーの阿部 央(あきら)さんによる「Journey~カクテルで旅するWAJIMA~」というイベントを実施します。阿部さんは、カクテル世界大会トップ8の実績をもつバーテンダー。日本各地の旅から得たインスピレーションによってカクテルを創造する試みを続けています。
会場はプリンスホテルグループの最上級グレードホテル、「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の「The Bar illumiid」(ザ・バー イルミード)。落ち着いた雰囲気の“大人の隠れ家”で、輪島のお酒や美しい輪島塗の器を取り入れて創作したカクテルを振る舞います。

阿部さんは今回の試みにあたって、能登半島の酒蔵はもちろん、ワイナリー、醤油醸造所、農園、漆器工房などを訪問。輪島塗の工房・輪島屋善仁では、下塗りから加飾まで、輪島塗の製造工程を見学しました。
阿部さんは輪島塗の堅牢かつ優美である特性に加え、その機能にも高い関心を示されました。「漆は殺菌効果が高く、さらに保温性・保冷性にも優れています。私はその機能美にも惹かれます。バーのシーンをアップデートしていくには創意工夫が必要です。日本のいいものを柔軟に採り入れていくのは一つの方法」と語ってくれました。

輪島の旅から帰京後、阿部さんは「白菊カクテル」と「竹葉カクテル」を誕生させました。どちらのカクテルも輪島塗の器で提供されます。冷たいものを冷たいまま、温かいものを温かいままいただける輪島塗の機能美に着想を得た、温冷2種類のカクテルです。また同時に、日本の伝統色である赤、白、黒を目で楽しんでいただきたいという思いも込められています。
「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」では、「The Bar illumiid」店内を輪島塗でディスプレイしたほか、館内の「SHOP at KIOI」にて隈研吾デザインの「DESIGNNING OUT WAJIMA」をはじめとした輪島塗の展示販売も実施します。インバウンドで訪れた台湾のお客様が輪島塗の魅力に触れる、とてもよい機会となることを目指しています。