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世界最大規模の旅行商談会、ILTM Cannesに参加

10月のルレ・エ・シャトー商談会に続き、12月にはフランスのカンヌで行なわれたILTM(International Luxury Travel Market)に参加しました。富裕層をターゲットにした旅行業界関係者が集う、世界最大規模かつ最も権威のある旅行商談会です。こちらは2015年から参加しており、今回で5回目の出展になります。

ILTMでは日本旅館を特に強く打ち出していて、エージェントの皆様の興味関心も強かったのではないかと思います。また、プロデューサーの増渕氏のご協力もあり、商談ツールとしてJNTO様から提供されている「Luxury Japan」という冊子に掲載いただき、商談の際にも「こちらに掲載されている施設です」ということで、ある意味で「政府お墨つき」の施設だということをPRできたのも大きかったと感じています。

今回も、滞在することで得られるさまざまな体験を中心にお話を進めていきました。天橋立では海に突き出た松林を渡っていくこと、その真ん中に神社があり、非常に神秘的な場所であること。伊根については、この近くの竹田城跡を「日本のマチュピチュ」だと説明すると大いに興味を持ってくださる方がいたので、「日本のベネチア」と紹介しました。
豊岡鞄については、特に体験を重視するという意味で、欧米のエージェントの関心が非常に強かったと感じています。洋風の革を使用した鞄よりも、杞柳細工を用いた鞄の方に強い関心を抱いていました。浴衣レンタルは、街を浴衣で歩く光景そのものに驚かれ、夜は9割のお客様が浴衣に下駄ばきであることにさらに強い興味を持たれていました。

エリア別の反応としましては、ヨーロッパの方は特に「旅館体験」へのニーズが高いと感じました。そこで、「旅館に泊まるだけではなく、衣食住すべてを日本人として体験していただきたい、それができるのが城崎です」とPRしました。ただ、天橋立や伊根に関しては反応がいまひとつで、なぜそれが日本で評価されているのかをお伝えするのが難しかったという反省があります。
アメリカのエージェントは、特にクリスマスシーズンにご利用される方が多いということで、降雪状況や交通の便を気にされる方が多かったです。また、アジアのエージェントは天橋立についての興味が強く、「日本三景というところが良いですね」という感想を抱く方が多かったと感じています。

今後の課題として、まず豊岡鞄については「国内一の鞄の生産地」という言葉でアピールするのではなく、実際に鞄を使っていただいたり、製作体験を切り口に紹介していくことがやはり重要だと感じました。浴衣もただ着るだけではなく、書道などの体験を併せて行うこと。天橋立や伊根については歴史や地形の説明に加え、プラスアルファで海水浴、サイクリング、遊覧船などのアクティビティを取り入れることで、よりご満足いただけるかと思います。最後に受け入れ態勢としての英語力ですが、実際に来てみたら何だかよくわからなかったとなると大きな損失にもつながりかねず、改善していく必要があると考えています。